山行計画を実行する(2)。2019/08/11 01:04

 翌朝は、4時頃目覚める。折角なので日の出を見るべく起きだす。
 北は、仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳とジャイアント達、一足先に塩見岳に朝日が当たり、程なく仙塩尾根の中ほどから、太陽が顔を覗かせる。天気は快晴、頂上アタックに期待が高まる。
朝日を浴びる塩見岳、手前は塩見小屋

 小屋の朝食を頂いたら、メインザックを小屋にデポして、前日に用意しておいたアタックザックで軽荷にして、スタート。

 小屋から小ピークを通過すると、すぐに天狗岩の岩峰。鎖はついていないが、遠目からはどこから登ればって感じの岩場。
 ペンキマークが丁寧についており、これに従えば、難度の高い岩登りとはなっていなかったので助かった。イワオウギやタカツメクサなどの高山植物が乱れ咲く岩峰の道を慎重に登っていくと程なく天狗岩を通過、眼前には塩見バットレス。
塩見バットレス


塩見頂上への岩稜帯

 引き続き、岩場の道を詰めていくと塩見岳西峰(3,047m)に着く、眼と鼻の先に最高点の東峰(3,052m)。6:48に東峰に到着(レンズが汗で曇ってしまった↓)。
東峰

 山頂は狭いが、360度の眺め。
 仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳、農鳥がばっちり、蝙蝠岳の山稜が美しい。その後ろには霞んで富士山。更に南から西を見渡せば、荒川三山、赤石岳、その後ろには聖岳も見える。振り返れば小河内岳、御嶽山、中央アルプスも見える大絶景に満足。

荒川岳

 T氏と自分も、もうにやにやが止まらない。東峰は狭いので、記念撮影をしたら広い山頂の西峰に移り、更に展望を堪能。
西峰
 たっぷり休憩してから慎重に岩場を通過して塩見小屋に戻り、デポしていたザックを回収、パックし直して、昨日通過した三伏峠小屋へ向かう。

 小屋までの下りは、思ったよりも速いペースで降りることができたので、旧三伏小屋のテン場近くにある水場で明日の水の補給をする。水は販売なので小屋から往復25分程度かかるが、ここで補給しておくのが良さそう。
 水場で手拭を濡らして、汗にまみれた体を拭くと、冷たくて心臓が止まりそうだが、これが気持ちが良い。
 塩見小屋で用意してもらった弁当を食べて、予定通り13時半までに小屋に入ることができた。小屋入り後、夕方には上がったが、またしても雨、お蔭で雨に遭わずに済んだ。今日の行動時間も8時間弱。今日は我慢しないで缶ビール、美味い!。

 晩御飯は、16時半から、天ぷらとそば、なんと海老の天ぷらまでついてる!この日も同じように満腹になったら寝落ち。
 22時頃に目覚めて、小屋前で星の撮影。ただ、三伏峠小屋は木々に囲まれているので、天頂方向しか撮影できず、夏の大三角と天の川が綺麗だった(続く)。

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