山行計画を実行する(1)。2019/08/10 19:48

 南アルプス塩見岳登頂企画を実行。プランの概要は、8/1深夜より登山バスに乗車、翌朝越路駐車場より塩見小屋に至り宿泊。翌朝より塩見岳山頂に向けてアタック、登頂後は、塩見小屋を経由して、三伏峠小屋まで戻り、ここで2泊目。3日目は、早朝より烏帽子岳方面の山稜を小河内岳まで行って往復し、バス停のある鳥倉登山口へ至る山中2泊3日のロングロングな計画。
 山は、午前中晴れ、昼からは上がってきた雲から、雨になるパターンで、いずれも2時前までには山小屋にたどり着くことができ、行動中に雨に遭うことは無かった。

 南アルプス仙丈岳以来、8年振りの3千米峰の挑戦になる今回の塩見岳、昨年夏の編笠岳の為体もあって体力的にかなり不安がある中、越路駐車場ゲートを出発、相棒はいつものT氏。

 暫く舗装された林道を行き、鳥倉登山口より山道に入る。
 登山道はよく歩かれ、整備された比較的良い部類の道、道沿いはホタルブクロとセンジュガンピが多く咲いていた。

 基本なだらかなトラバース道で高度を稼ぐルートで、頼りない木製の桟道が多数出てくる。結構通過に気を使うが、これ雨が降ったら、スリッピーでたまらんだろうなぁ。
頼りない木製桟道

 道中、気温はそれほど高くないが、酷い湿度で汗がだらだらと流れる。「仏の清水」といわれる沢で美味しい水を補給、リフレッシュして、程なく三伏峠小屋にほぼ計画通りの時間で到着。
 ここで初めて塩見岳の姿を一瞬拝むが、すぐに雲に隠れてしまう。

 小屋で少し休憩。小屋ではこれからの書入れ時に備えて、ヘリで荷揚げの真っ最中、初めて見た。
荷揚げのヘリ

 三伏峠小屋を経ち、尾根伝いの花が多く咲く気持ちの良い道を進み、本谷山(2,658m)を時間通りに到着。この後1時間程度尾根道を鳥の声を聴きながら歩いた後は、権右衛門沢源頭までは再び樹林のトラバース道を汗を掻きながらアップダウンを繰り返しながら進む。

マルダケブキ

 沢の源頭を通過すると、塩見小屋までは再び尾根伝いの急登、小屋の手前でほぼ足を使い果たして、最後はとぼとぼ歩きモードになってしまうが、予定の時間の10分遅れ程度で、小屋に入ることができた。CT8時間超えの長い行動時間は、さすがに堪えた。
塩見小屋

 塩見小屋は、2,766m地点にある小さな小屋、トイレは簡易トイレ、寝具はシュラフ、周りはウラジロナナカマドが咲き乱れている。建て替わって間もなくなので、とても綺麗。
 我々が小屋入りをして程なく雨が降りだすが、16時過ぎには上がる。その後は霧が出たり晴れたりを繰り返すが、目指す塩見岳が見えたり隠れたり。

 晩御飯はカレー、高度障害がでるとめんどいので、順化が完了するまではビールは我慢、食後は疲れもあって、あっという間に寝落ち。
塩見小屋の晩御飯

 21時半頃、目が覚めた。
 霧が晴れて星が良く見えたので、小屋裏の小ピークで星景写真をGRⅡで撮影、南の空は、木星と土星、さそり座に夏の太い天の川が美しい(3機の人工衛星が通過中)。
天の川、いて座の方向

 小一時間ぐらい撮影後、翌朝の塩見岳アタックに備えて、シュラフに潜り込む(続く)。

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