何のために? ― 2006/09/20 23:29
友人の薦めと登山のための体力作りのために始めた自転車だが、最近は自転車そのものの面白さが分かりはじめ、はまりつつある。登山よりも自転車のほうが確実に自分の生活の一部になりつつある。レースに出ようとか、ツーリングに行こうとかの計画や目標はないが、今は乗ること自体が面白い。
自転車のメリットをあげると、ランニングのように膝に強烈な負担がない、ウォーキングだといける範囲が限られてしまうが、かなり遠いところまで行け、飽きが来ない。同じコースでも20キロ近く走れば何かと発見がある。フィットネスクラブにいく面倒からすれば、気軽に体を動かせるといったところだと思う。
走っていて気がついたのは、季節をより強く感じることが出来ること、自分が風に打たれる感じが好きということ(若い時分はカワサキZ400FXに乗ってツーリングしていた)を思い出したこと、機械と一体となって走る爽快感(とくにコーナリング)、ちょっとした機械いじりの楽しさだ。
たまに遠出をすると、たくさんの汗をかき、違う景色や町並みに出会い、気分もリフレッシュする。浮世の面倒くさい話もペダルを必死で漕いでいれば、何もかも忘れて、漕ぎに集中している自分を見つける。
なにか涙ぐましいまでの努力で気分転換だねぇと客観的には思えるが、これが自分が自分であるための一種の儀式のようになってきた感もある(平日の力の源泉でもある)。
今のクロスバイクで出来ることを殆どやってしまったら、きっとロードかMTBの世界に足を突っ込みそうだが、そうなると費用も相当かかりそうだし、そこまでのめり込むような感じは今のところない。ただ、着実に落ちる体重は本当に大きな励みになっている(ベスト体重まではあと8kgも落とさなければならないが・・・)。
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