人気の山、乾徳山に登る。2016/05/01 21:19

 4月30日は、山の仲間T氏と奥秩父の乾徳山(2,031m)に登る。

 実は前日出発の予定だったが、金曜日の降雨と翌日に強風が予想されたため(実際すごい風だった)、出発を1日繰り延べていたもの。

 その甲斐もあって、当日は快晴。春特有の霞も立っていたが、風もなく絶好の登山日和、登山客で溢れかえっていた。

 実はこの山、登山を始めたころ(16年前)、ガラ場のような下山路でスリップし、怪我をしてしまった経験のある曰くつきの山で、今回はそのリベンジ登山となった。


 ところが、朝からアプローチの電車でも喉が渇いて、何か体調がよくない感じ。
 案の定、珍しく登りで足が上がりにくい。
 頂上直下まで、相当ゆっくり目のペースになってしまう。

 乾徳山名物の頂上直下の鎖場では、下山者と登山者の行き違いで大渋滞。
 おかげで、ある程度の回復ができ、ほぼコースタイムで山頂に立つ。

 途中の扇平でも眺めが良かったが、頂上では富士山、天子山塊、南アルプス(荒川三山、白根三山、仙丈、甲斐駒)、金峰山、、甲武信、大菩薩、丹沢山塊と360度のパノラマ。
 眼下には塩山の町が広がる。


 流石、眺望、カヤトの原、岩場とバラエティに富んだ幕の内弁当のような人気の山、乾徳山だ。


 下山は、頂上を回り込むトラバース道を使うが、石がゴロゴロした非常に歩きにくい道が、延々と続く。

 途中、登山道の全くない東麓側の沢筋に降りていきそうになっている地図を持たないカップルに正規の登山道を教えて引き返させたり、仲間と逸れて道に迷ったと言って、尾根筋から藪の中を直下してきた初心者と称する女性一人に登山道を教えたり、迷ったら下降しないで、尾根に上がらないと断崖で進退窮まったりするよ、怪我したら誰も見つけてくれないよと教えたり・・・、遭難寸前の人が2例(とりあえず、事なきを得る)。

 16年前には、床が抜けるなど荒廃してあばら屋だった避難小屋が、清潔なトイレを完備した立派な小屋に改装。

 
 下山路でことのほか時間がかかってしまったので、帰りのバスには間に合わず、タクシー利用が確定したことから、水場の水でコーヒーを沸かしたりしてのんびりと下山。

 日帰り温泉施設(連れと逸れたと言っていた人が落ち合えたことを確認)で、一風呂浴びて生ビール、塩山駅の周辺でも馬刺し、鳥モツ煮+ビール、地元に帰投してからも軽く酒とうどんで締めて、23:20、ホントに疲れたわ。

 5/1は、100円だけだったけど、天皇賞・馬単で一つ的中、ハナ差で全損免れる。


【最近の読書の覚え】
・柚木麻子著「幹事のアッコちゃん」Kindle版
・柴崎竜人著「三軒茶屋星座館①冬のオリオン」