緩い企画が一変する。2019/05/22 23:17

 少し前になってしまったが、10連休中は、先般のT氏とN氏と3名で、前半に笠取小屋に幕営し、多摩川源流域を歩く企画を実施。

 ファイントラックの超軽量2人用テントをT氏と共同購入して、最初の山行企画が笠取山だった。
 水量の豊富な水場が近くにあって、登山口からそれほど歩かないので、食材を仕込んでゆったり山行が楽しめたことから、2回目も同様の企画を立案。

 中央本線が遅延して、塩山駅前で予約していたレンタカーの時刻にギリギリ、登山口の駐車場は多くの登山客が入っている模様で、最後の2台分くらいに滑り込むなど、のっけから波乱のスタート。

 しかし、食材の買い出し、酒の仕込みは順調、初夏の陽気で暑かったが、大型テントに大量の食材で重い歩荷もなんのCTよりだいぶ速いペースで、テン場に到着。

 駐車場の様子から、テン場の混雑はある程度は予想していたが、高校生の大人数のパーティが先着していたのが、やや致命傷、我々の4~5人用大型テントを設営するスペースがない・・・。

 小屋のおじさんの差配で、冬季解放小屋横の日陰の空き地を確保できたものの、前日の雪で設営予定地は、霜柱が立つじめじめの地面(下から冷気がジンジン来るなかなかの立地)。

 ゴミ用の大型ポリエチレン袋を裂いて、グランド・シート替わりにテントマットの下に敷き、万が一の浸水対策とした。
 更にテントポール内のショックコードがゴムの劣化で伸びてしまい、設営に難儀したが、何とか無事大型テントを設営。

 食事当番は、久々参加のN氏、パエリアと奄美料理。パエリアはサフランも使った本格的なモノで美味だったけど、奄美料理の方は、取得エネルギーは十分だったけど、ちょっと微妙な感じ。
 ちゃんとレシピを用意し、調理されていたので、参考になった(いつもは本当にテキトーにつくっているので・・・)。
きちんとしたパエリア

 酒を酌み交わしながら、夜も更けてきたところ、何やら気温の低下が著しい。さっさと寝袋に潜って寝ていたら、0時過ぎに寒さで目覚める。テントが何やらサラサラ音がするので外をみてビックリ。 雪が降り積もり、周りは真っ白。テント内は0度近い気温。
フライの内側に入り込んできた雪
 翌朝はガスで真っ白、雪こそ降らないが、かなり寒い。展望もないので、笠取山へはアタックせず、降った雨水が富士川、荒川、多摩川の3方向に分かれるという小さな分水嶺まで登って、雁峠で強風に吹かれたのち、テン場に戻って撤収。

 ヤブ沢を下って、下山。大菩薩の湯で汗を流し、レンタカーを返して塩山で宴会して、東京に帰投。緩い企画のつもりが、思わぬ雪山企画に早変わり、春山はなかなか油断がならない。 

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