都会の野生にメロメロになる。2018/10/22 23:04

 風もなく穏やかに晴れた日曜日、細君とともに井の頭公園を散歩。

 日曜の井の頭池は、紅葉もまだ始まっていないのにスワンやらなんやらのボートで大渋滞。中ほどの橋から瓢箪橋の方向をみるとほぼ隙間なくボートが犇めいている。

 ボートの入れない領域では、混雑をよそに水鳥たちが悠々と遊んでいる。
 今年は、冬の時期に掻い掘りをしたのに夏はアオコが大発生して、どんより緑色になっていた池の水は、いつの間にか綺麗になっていた。玉川上水から水が入っているのか、弁天池の辺りに水音がする。

 アオコだらけの池の水でいなくなっていたと思っていたカイツブリを発見。よく見ると今日は小さいひなを2羽連れている。忙しなく潜水しては、嘴に何か咥えているなと思うと、ひな達がすぐに寄っていって、食べさせてもらっている。

 今年は、去年よりものすごくキュートさに磨きがかかっている。ひな達が可愛すぎるのだ。

 あまりの可愛さに細君共々ストーカーのように観察していると、同じ行動をしている女性が、声をかけてきて、今日は、ひなが初めて、親の背中から離れて「外洋」に遠出をした日であることを教えてくれた。
 この人もカイツブリの愛らしさに参っているらしく、毎日観察しているとのこと。

 尚も観察を続けていると、これまた数年来、ここで野鳥の観察をしているという初老の男性からも声を掛けられ、カイツブリファミリーの最近の動向について色々説明してくれた。

 カイツブリの巣の場所を教えてくれたり、ライカの×8の双眼鏡を貸してくれたり、この人も可愛らしいカイツブリのファミリーにメロメロだ。

 彼らの生態について、詳しい話が聴けて、充実したお散歩になった。ありがたいことだ。

 でも二人とも、語る語る。ホント好きなんだなぁ(わかるわー)。

 以前は、井の頭公園の植生に詳しい人からどんぐりについて熱い話を聞いたな、自分と同じ興味を持ってもらいたいんだと思う。

 この都会の真ん中の観光客がやたらに来る公園で、小さな水鳥が健気に生き、子育ても頑張っている姿をみると、何だか元気がでる。これからも優しく見守って行かなければ。

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