リハビリ山行する。2018/10/07 10:58

 南八ヶ岳で思いもよらない大停滞を余儀なくされたので、暑くなるとの予報を避けて、土曜日のうちに会社のK氏とリハビリ登山。
 御岳山のケーブルカーで登って、ほぼ下り基調の楽々の「日の出山」。

 メインは下山後の拝島駅近辺の酒蔵見学&試飲、夕食というゆるゆるの企画。

 山自体は、子供連れで行けるような厳しいところのないところで、ダメージを受けた足腰には優しかった。前日の雨で多少道が濡れて滑りそうなところもあったが、台風24号のあと、杉の枝葉が敷き詰められたふかふかの歩きよい道。

 頂上には、皇太子浩宮が登頂記念と記された立派な方位盤が設置され、しっかりとした東屋、ベンチが設置され、みなさん食事を楽しんでいる(東京方面は雲海で展望なし)。

 土佐日記風の漫画の影響か、何やら沢山食材などを持参し、調理しながら盛り上がっている女性2名が東屋の一角を長時間占拠。
 そう言うのは下のテーブルでやってくれればなぁ…。まぁファミリーハイクの山だからいいかね。などとか思いながら下山。

 下山途中で、左足に違和感。よく見ると靴底が踵から剥がれかかっている!。
 お話を始めた靴をとりあえずひもで縛って黙らせ、完全に分離しないように応急措置して、下山。

 この靴(スカルパ)は、2000年から低山からアルプスまで、これまでの殆どの山行をともにしてきた登山靴で、アウトソールの張替もやって、かれこれ18年も履き続けてきた愛着があるものだ。
 履きなれた登山靴は貴重だが、修繕しても山行途中でこういうことが起こると、結構まずいことになるので、今後どうするかは思案のしどころだ。2回目のソール修理はできないかもしれない、登山用品店でまずは聞いてみよう。
 これまでぞんざいな扱いもしてしまっていたこの登山靴だが、ハードな山域でこうしたアクシデントが起こるとシビアなことになりかねない。ものに魂が宿っているかはともかく、こういう穏やかな山行途中で、故障してくれたことにやはり何かを感じてしまう。

 日帰り温泉で汗を流して、武蔵五日市の駅までバスで、JR拝島駅で下車し、酒蔵へ。

 そう言えばこの酒蔵は、都民の森へロードバイクで往復する際によく通過していたあの石川酒造だった。
 角打ちで美味しい地ビールを飲んだあとで、渡辺いっけいさんに似た元蔵人だったという方に案内してもらい、酒蔵を見学(最後に試飲)。面白い解説に皆拍手。

 清酒も美味いが、ここは地ビール(特にペールエール)も美味く、併設の伊料理レストランで打ち上げて、本日終了(ここも美味しい)、充実の一日。