ファン失格・・・。2016/04/12 23:41

 中学3年の夏、当時チック・コリアの秘蔵っ子と呼ばれていたアル・ディメオラのソロ・アルバム”エレガント・ジプシー”に収録されていた”地中海の舞踏”という曲が、フラメンコ・ギターの天才パコ・デ・ルシアとの出会いだった。

 以来、37年間、折に触れ、聴き続けていた彼のギターだったが、パコが、2年前にツアー先のメキシコで急死していたことを最近知った。

 今頃になってなんだといわれるだろうが、残念でならない。

 スーパーギタートリオの"Friday night in San Francisco"は、名盤だったし、来日した時の録音"Castro Marin"は、30年以上たっても未だに色あせない名演奏だ。

 兎に角、彼の音楽は、情念が燃え上がるような迫力があり、唯一無二で素晴らしかった。

 このネットの時代に彼の訃報を知らないとは、まったくファン失格だ。

 この夏、彼の実の息子でもあるクーロ・サンチェスが監督をしたパコのドキュメンタリー映画”パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト”が公開されると聞き、取りもとりあえず、渋谷のルシネマで特別鑑賞券を購入。おまけのポストカードを確保。

【最近の読書等の覚え】
井手英策、古市将人、宮崎雅人共著「分断社会を終わらせる「誰もが受益者」という財政戦略」
 「必要原理」に基づく給付から勤労国家日本の硬直的な考えである「財政再建」、「公的給付の効率性」、「低位均衡による平等」、「社会保障の給付のあり方」の問題点を明快に指摘した良書、こういう理解が今必要だ。
 皆が常識と思うことが、かえって自分たちの首を絞めていることを鋭く分析。一見わかりずらい事を皆の心に届けるには、次は物語が必要だ。そして「頭の良いといわれる人達」への教育が一番大事だ。
 

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