ちょっと感動。2012/02/19 16:25

 
うめほうじちゃ
 
 昨日朝、遅い朝食を細君と摂りながら、NHKの番組を観ていたら、「ようこそ先輩、課外授業」に二人して、入り込む。

 この番組、世の中のスペシャリストとして、著名な人物が、母校の小学校で、子供たちに課外授業をしていくというパターンで進行してゆくのだが、今回は、世田谷区赤堤小出身の翻訳家・鴻巣友季子(48)さん。

 Harper Collons の著名な絵本 "The Missing Piece"を教材に、これを自由に日本語訳しなさい。という課題を出し、これを子供たちが力を合わせて、訳して発表するというものだった。

 小学生が辞書を引き引き、英文を訳していく姿に英語教育の進歩にビックリした(さすが世田谷区)が、それ以上に子供達の感性の豊かさ、発想の面白さに感動した。辞書に書いてある言葉の意味以上に物語の内面に接近して、心にストレートに響く言葉を選んで、時には原文にない言葉も足して翻訳する姿に胸がギュッと来てしまった。

 先輩の鴻巣氏も言葉にとらわれず、自由に感じたように訳しなさいと子供達を指導しつつも一番元気を貰ったような顔をしていた(わかるなぁ)。でもThe Missing Pieceって絵本は、色々な人生観を想起させるブラックな教材(答えがひとつとは限らない)、こういう勉強は絶対楽しい。

 後で細君と、自分たちが英語を勉強していたころは、詰め込みばかりで、こんな楽しい心豊かになる英語授業はなく、答えが○か×しかなかったなぁと述懐しあう。今の子供達は、昔と較べて勉強が楽しく感じられる機会が多いのではなかろうか。

 写真は、関係ないけど、先般吉祥寺で細君と入った八十八屋で飲んだ梅焙じ茶。

 スキージャンプのフライング選手権(オーベルストドルフ)で、伊東大貴選手が2位(今シーズン2回目)。もう少しで勝てた。好調を維持していることは、喜ばしい。

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