井の頭公園の鳥は疎ら。 ― 2021/02/14 22:29
建国記念日からの飛び石連休は、朝9時過ぎ頃には井の頭公園の小鳥の森に皆勤。
昨年の2月初めにルリビタキに遭遇したので、二匹目の泥鰌狙いで暗めの藪を捜索。
3日間結構な時間張り込んだけれども、目当てのルリビタキは現れず、シジュウカラ、メジロ、エナガそしてコゲラ大会で終了。
小鳥の森では、水飲み場でアオジとウグイスをちょっと見かけたくらい。昨年は二月の初週にはウグイスが初鳴きしていたけれど、今年はまだ藪の中でチャッとかしか鳴いていない。
ふと見上げるとツミらしき猛禽類の姿が、双眼鏡で確認できたが、コンデジの液晶では流石に捕捉できるようなものではない。
弁天池やお茶の水の池の水鳥も数も種類も少なく、何だか寂しい感じ。
笹薮にツグミがホッピングしているほかは、シロハラが落ち葉をほっくり返していたり、ハゼの木にカワラヒワが群れ成しているくらいだった。
地鳴きすら聞こえないので、やはり鳥の姿は疎らだ。
足元を見れば、フクジュソウやクロッカスが満開、梅もかなり開花が進んでおり、春は着実に近づいている。
【最近の読書の覚え】
・原田ひ香著「ランチ酒」
下見。 ― 2021/02/21 16:49
春のような陽気となった週末は、大岳鍾乳洞近くにあるキャンプ場の下見を兼ねて、あきる野市の高岩山直下の養沢に探鳥。
武蔵五日市から養沢行のバスが出ているので、それに乗るべく中央線を西へ。
ところが、電車で読もうと思っていた本が案外面白くて、立川で乗り換えるところを乗り過ごし、日野を通過して気がつく、のっけからトラブル。
豊田でおり返して、立川に戻り、青梅線へ拝島で更に乗り換えて、終点の武蔵五日市へ。
次のバスまで30分以上待つので、駅のカフェで早い昼食、クラフトビールと鴨肉と地元の卵をつかったホットドッグを頂く、これが結構美味。
窓際の席で日向ぼっこしながら、本を読みバスまでの時間をつぶし、漸くバスに乗り込む。
西東京バスで大岳鍾乳洞入り口まで約30分、途中、瀬音の湯という温泉施設に寄るので、キャンプ帰りに丁度良いかもしれない。
バスを降りると、沢沿いの結構な広さの砂利道を鍾乳洞に向かって歩くが、途中砂利を積んだ大型トラックとすれ違う。寒々した沢には鳥の鳴き声は全く聞こえず。
しばらく歩くと露天掘りの結構な規模の採石場に突き当たる。かなりの騒音。
鍾乳洞は構内のトンネルを突っ切って行くように指導標があったので、それに従って歩く。
トンネルを抜けると500メートル足らずで沢沿いに良く整備されたキャンプサイトがあり、さらに上流に歩くと大岳鍾乳洞の受付があった。30年ぶりくらいに来たので全く記憶がない。
受付のさらに上流に大滝があるらしいが、今日は受付の少し上のキャンプサイトの下見が目的なので、鍾乳洞には目もくれず、歩を進める。
上流のサイトでは、3組のキャンパーがたき火をしながらテントを張っていた。砂利の良く整備されたサイトで、水は煮沸せよと流しには書いてあった。
よくある何でも設備揃っているキャンプ場と違って、ここは、テント張って泊まるだけのサイトに近い、山が迫っていて空が狭いので、夜は街の明かりの影響も少なそう。
散歩を兼ねた下見を終え、帰りのバスの時刻目掛けて往路を下る。
結局、沢沿いで見た野鳥は、採石場直下でひょっこり出てきたルリビタキの雌1羽のみ、カメラに収めることはできなかった。
復路は、思いのほか早く降りることができたが、逆に時間を持て余すことに。運の良いことに暫くすると、登山客を沢山乗せた増便と書いたバスが、時刻表の時間より20分も前に入ってきた。
予定より早く帰路につき、下見を終了、よい散歩になった。
キャンプサイトは、ウィークディに使うなら、のんびりと楽しめそうな処、車が便利だが、歩きでも十分に使えることは確認できた。山岳用品のテストとかには良さそうなサイトと見られた。
【最近の読書等の覚え】
・原田ひ香著「まずはこれ食べて」
・原田ひ香著「東京ロンダリング」
双眼鏡の立体感を楽しむ。 ― 2021/02/23 22:16
すっかり近所の野鳥観察が散歩の定番になってきた。
これまでイマイチ使い勝手のよくなかった双眼鏡しか持っていなかったので、明るくて軽量な8×25のビクセンATREKⅡを購入。ここ2週間はこれを使って探鳥している。
明るさ見えやすさは、レンズ口径32ミリ以上あった方が良いのだが、重くてずっと構えているのがしんどくなるので、重さと倍率のバランスがよいと思われる口径25ミリ8倍の製品を探していた。
ニコンやツァイスなどの高級機は、性能・ブランドともに申し分ないけど、値段が目が飛び出ちゃうので、コストパフォーマンスを重視して、ビクセン、コーワ、ペンタックスリコー、ケンコー辺りから実機を試し、ATREKⅡに決定(2万円弱)。
何せ今までは天体観測用の重い7×50、倍率を上げると手ぶれでほぼなにも見えない21ミリズームの10~30倍、子供用に買った軽い10×50の超安物しかなかったので、使い勝手は明らかに向上、良い買い物をした感じ。
ただ、安物の10×50は嵩張ること以外は、軽量で明るくて案外使い良いことも再認識。見た目が兎に角チープなので、おっさんが使っていると結構異様な姿。
実際にカメラのズームの方が拡大率は高くて寄れるのだが、目と同じ二つのレンズを通してみる双眼鏡の像は、立体感があって、8倍でも小鳥の繊細な表情がより鮮やかに見えて、迫力がある。
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