三度目の正直の白山は快晴(1)。2019/09/16 23:04

 敬老の日の連休は、いつものT氏とともに今年の夏山を締めくくる白山山行を決行。

 これまで、2回挑み、1回目は雨で室堂で敗退(31年前)、2回目は暴風の中、最高峰の御前峰には登頂できたが、大汝峰、火口湖巡りはできず敗退(6年前)し続けていたのがこの白山。
----
 金曜夜発の夜行バスで、金沢へ。登山バスに乗り換えて、登山口の別当出会までのお馴染み約10時間のバス旅で、ヘロヘロになることを覚悟の上のスタート。 

 当初は南竜山荘前で幕営を予定していた。しかし、8月の末に幕営地付近でツキノワグマが出没し、幕営が禁止となったため、急遽室堂の小屋泊まりに変更。
 流石に三度目なので、ルートは何時も使っているポピュラーな砂防新道は避け、エコーラインを使い、御前峰に登頂して、室堂小屋で一泊。翌朝は禅定道を辿って、大汝峰に登頂し、池(山頂火口湖)巡りをして再び御前峰登頂、展望歩道から、南竜山荘を経由、甚之助小屋を経て砂防新道で下山することとした。

 また、下山後も折角の三連休なので、ゆったりと温泉に浸かるため、旅館を予約しての久々の大名旅行という計画(笑)。

<山行1日目>
 予定より少し遅れて出発。
 天気は、快晴。ついに晴天での白山に登れそう。
 しかし、この時期とは思えないほどの暑さで、登りでかなり体力を削られる。
 白山は登山道が登拝道として極めて良く整備されており、比較的フラットな岩が階段のように敷き詰められたところが多い。そのおかげで足場はしっかりしているが、今回のような雲一つない晴天下では、石からの照り返しも強くて、じりじり焼かれるような熱さが身に堪える。

 甚之助避難小屋は改装中、水場は相変わらず豊富だし、トイレは水洗、清潔な避難小屋。ちょっとゆっくり休んでしまったので、CT対比約30分のビハインド。

 砂防新道から分かれて、エコーラインのトラバース道は、やや細め、南竜山荘方面への分岐を北に折れてエコーラインへ。こちらのルートも石畳の工事中でところどころに工具や材料の石が積んである。兎に角暑くてなかなかペースが上がらないが、弥陀ヶ原の手前まで来たところで、御前峰が目の前に。
 万才谷を挟んで東側のトンビ岩コースの稜線と弥陀が原の嫋やかな緑の草原が素晴らしい。
 
エコーラインから御前峰
 木道を進んで、砂防新道と道を合わせ、急な五葉坂をゼイゼイ言いながら詰めて、室堂小屋についたのが、CT40分遅れの14:12。

 受付を済ませ、ザックをデポって、アタックザックを担いで、御前峰へ。とっくに脚は売り切れているので、CT45分のところを50分以上懸けて登頂。
 頂上の白山神社に無事登頂の感謝の手を合わせる。
 
 やっと、快晴の白山頂上に来れて大満足(31年越し)。昼過ぎてガスが上がってきて、下界は雲海だが、上の方は遠く北アルプス(槍や穂高、笠が岳)、乗鞍岳が見える。更に御嶽山も煙を噴いている。
槍!

 実はこんな展望があったのネ。

 北側には、大汝峰、剣が峰(現在登山禁止)、下には紺屋が池が覗いている。
 雲海に目をやると、やや西に傾き始めた太陽を背にして、自分の影でブロッケン現象、これは素晴らしいご褒美。

 山頂を十分に堪能して、室堂に戻り、夕食。開山1300年記念の垂れ幕が下がっていたせいか、デザートにミニケーキが。

 食後は日の入りタイムをじっくりと。
夕陽に染まる白山

 夕日に染まる美しい白山、日没後30分の燃えるような夕焼け、木星が一番星、満月が東から登り、目の前には大きくさそり座。
 明日に備えて、さっさと就寝。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://darasinadaiary.asablo.jp/blog/2019/09/16/9154362/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。