地図読み訓練のリハビリ登山となる。2018/12/02 23:56

 12月初めは、いつものT氏と足の故障で迷惑を掛けた編笠山以来のリハビリ山行。

 近場で比較的歩き応えのある山として、中央本線沿線の扇山-百蔵山の縦走路を犬目の登山口から登る。歩程は、日没少し前の16時に下山する結構長めの予定。

 思ったより早く登山口最寄り駅の四方津に着いてしまったので、始発のバスまで、30分以上もある。自分の足の回復度合いも自信はイマイチなので、タクシーで早めに登山口にアプローチすることに(2,170円也)。これが、ちょっとしたミスのもとになった。

 タクシーで到着したのは、白幡不動尊の登山口(地図に載っていない)で、これをバス停近くの犬目の登山口と取付き口を誤解して、登山スタート。

 途中、不動堂の道標を二人して見落としてしまい、不動滝をトラバースして、取付きが違ってることを認識。
 ただ、別ルートの尾根上の登山道に更に西にトラバースして乗っかった(ジオグラフィカでも確認)ので、ルートを変えて登高。
 ところが、これがかなり荒廃した道で、途中からルート不明瞭、杣道に下枝の落ちる恐ろしく歩きにくい状況になった。
 歩きにくい道を更に西にずれながら、ルートファインディングをしたが、どうも廃道っぽいので、結局もと来た道に引き返し、不動堂の前の見落とした指導標を確認して、扇山山頂を目指す。

 途中で、当初の取付きから登る登山道と合流し、地図に無かったルートであることを再度確認、結局、バスでアプローチしたのと同じタイムテーブルになってしまった(40分ぐらい余計に歩いた計算)。
 その後は、登山道を地図を確かめながら、順調に縦走。扇山(1,138m)の山頂ではこの時期にしては霞んでいたが、富士を愛でる山旅となった。

 扇山で軽く行動食を摂って、次のピークの百蔵山を目指すが、鞍部に770m近くまで下り、1,003mの頂上まで登り返す、やる気が失せる縦走で、痛めた右脹脛の筋肉が少し張り始める。
 
 頂上直下のかなり厳しい登りを冷たい北西風に吹かれながらはぁはぁ言いながら、何とか登り切り、予定時刻を約1時間早く百蔵山に到着。

百蔵山山頂より

 南向きの斜面で、ぽかぽか陽にあたりながら、ミニ・チキンラーメンと昼食、食後のコーヒーとお菓子をゆったりと頂くが、だんだんと北西風が強く、冷え込んできたので1時間で山頂を後にする。

 尾根筋から福泉寺方面に降りるルートを採ったが、その取っ付きも何だか地図と違う。
 その後の急降下も地図のイメージと違う、経由点の金毘羅宮は、場所は地図通りだったが、何故か熊野権現と書いてあったり、お不動さんの祠みたいだったり、更にその後のルートは、全く地図に記載のないルートで、道自体はしっかりしていたが、結構気持ちが悪かった。
 ジオグラフィカで現在地を答え合わせしながら、歩いたので不安はなかったが、現地は随分と道がつけ変わっている状況だ。

GPSのログ

 今回の山行、獲得累計標高は、1,600m程度、歩行沿面距離は約12km、今一つペースは上がらなかったが、よいリハビリ山行になった。

里は紅葉

 下山口のバス停で、地元の老人と話をしながら、バス待ち。
 猿橋駅~鳥沢を経て、三鷹へ帰投。犬目、鳥沢、猿橋と百蔵(桃太郎)経由地に、2013年12月の九鬼山縦走を合わせて、こちらの地元で言われている桃太郎伝説が完成。