原作本を読了する。 ― 2017/08/03 21:17
先般、有楽町で観た「ヒトラーへの285枚の葉書」の原作本ハンス・ファラダ著・赤根洋子訳「ベルリンに一人死す」を読了。
ドイツから、脱出せずに居残った著者でなければ、ナチスの分断・監視社会をあれだけ、リアルに表現できなかっただろう。
600ページ近い大著で読むのも大変だったが、心にズンと来た。
ヒトラーは、欧州を支配する前に、恐怖でドイツを征服した。
政治的無関心が自ら隷従を選ぶ社会を生む。まっとうな人間であることが、苦しい社会にあるようなことがあってはならないなぁ。
日本人は、ドイツの戦争犯罪については、自分たちはそんなことはしていないと思っているが、欧州の人から見れば、その非人道的な犯罪国家と同盟を結んでいたアジアの軍国主義国だった国という印象しかあるまい。しかも、移民には今も不寛容で無関心だ。
ドイツから、脱出せずに居残った著者でなければ、ナチスの分断・監視社会をあれだけ、リアルに表現できなかっただろう。
600ページ近い大著で読むのも大変だったが、心にズンと来た。
ヒトラーは、欧州を支配する前に、恐怖でドイツを征服した。
政治的無関心が自ら隷従を選ぶ社会を生む。まっとうな人間であることが、苦しい社会にあるようなことがあってはならないなぁ。
日本人は、ドイツの戦争犯罪については、自分たちはそんなことはしていないと思っているが、欧州の人から見れば、その非人道的な犯罪国家と同盟を結んでいたアジアの軍国主義国だった国という印象しかあるまい。しかも、移民には今も不寛容で無関心だ。
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