梅雨前の晴れ間に水生植物園へ。2017/06/04 16:34

 日曜の今日は、気温、湿度も低いさわやかな日だったので、細君、次男と3人自転車で神代植物公園へ。

 植物園といっても、バラで有名なあのゾーンではなく、深大寺境内を挟んで、南側にある水生植物園で、目的は、花菖蒲。

 水田のような湿地、浅目の池、やや深めの池などを配し、木道で周回できるなかなかいい感じの公園になっている。

花菖蒲園

 アヤメは終わっていたが、花菖蒲がこれからという感じで、花盛りで、とても立派な植物園。

 山で時々見かけるウツギやツリガネニンジンなんかも植わっている。
ウツギ

 水生植物園の西方の高台が、史跡「深大寺城跡」、郭後、空堀、土橋、土塁(復元かも)の遺構が残っていて、なかなか興味深い。
 城主は誰だったのかと細君に聞かれるが知る由もない。石垣がないから、戦国初期とか古い時期だと思うよ。とか適当なことを答える。


 第2郭の広場には、地元のソバ屋と小学校がソバ畑を作付、そばの産地でもないのに後に名物となった深大寺そばに後付けしていることが面白かった。

土塁跡

 植物園を堪能して、昼食はその名物のそばを食す。客あしらいの感じが気に入らなかった水生植物園近くの店はパスして別の店へ。鴨せいろ、江戸前天せいろ、天ざるをそれぞれ注文(そばが美味)。

 食事のあとは、深大寺にお参り。観光客で結構な人出だったが、本年新たに国宝指定されたという、白鳳期に製作されたという釈迦如来金銅椅像が公開されていたので、3人で拝んで、帰投。

 

カビ取りで咽る。2017/06/11 22:43

 どうも国民を舐めていた英国保守党が、庶民から手痛いしっぺ返しを食らっている間、我が家では、窓のない浴室の密室のカビ取り作業。

 ゴム手袋、眼鏡を着用し、シャンプーやらなんやらが納まっているラックから、中身を周りを拭いて別置き、全壁面そして天井近くまで黒点を広げているカビにカビキラーを全面噴射して、40分放置。

 カビの菌が死滅、漂白されたところで、大量の水を掛け、スポンジやタオルでゴシゴシと擦って、黒くなった個所をクリーニング。

 その間も浴室のドア裏やステンレス製のラックからは、黒カビが剥がれ落ちて、真っ黒な水がタラタラ。

 仕上げに固く絞ったタオルで壁面・天井・ドア裏、シャワーチューブを拭き込んで、換気扇を全開にして5時間の大乾燥大会を施して了。

 この時期、ユニットバス式の浴室は、窓がないので、色んなカビが繁殖して始末が負えない。

 カビキラーの効果は覿面なんだが、塩素系の匂いがきつくて、狭い浴室内では咽て咳が止まらない。
 
 ・・・地味に疲れた。

 更に垂れた薬液が、Tシャツなんかにかかって、しっかり漂白、色物のシャツが早速斑に。

 薄い塩素と思っていたが案外と高濃度のようだ。
 
 それにしても、英国の民はホントにパンクだ。脅されたってどこ吹く風というのがなかなかに痛快。

【最近の読書等の覚え】
・ブレイディみかこ著「花の命はノーフューチャー DELUXE EDITION」
 とってもタイムリーに(笑)、この人の作品が文庫本になった。足掛け2日で読了。

15年ぶりの鳳凰山でバテる。2017/06/20 23:54

 入梅しても雨が降らないので、GPVの雨量雲量シミュレーションでも雨は降らない見込みを信じて、6/17-18は、残雪も消えた南アルプス前衛峰、鳳凰山へいつものT氏と幕営山行を企画。

 鳳凰三山といえば、今から15年前の10月の連休を利用して、3人で夜叉神峠から御座石温泉に縦走、それ以来の来訪となる。

 中央道からも特徴的なオベリスク(地蔵仏)の岩峰が良く見える。稜線に出てしまえば、格好の南アルプスの展望台だ。今回は、青木鉱泉からドンドコ沢を詰めて、鳳凰小屋で幕営。翌日は地蔵岳、観音岳、薬師岳と縦走し、中道と言われる下山路を経由して青木鉱泉に戻るという周回縦走ルートとした(CTは一日目5時間、二日目は、7時間強の結構ハードな企画<休憩含まずのCT>)。以下は備忘録。

1日目
 4:40 三鷹集合。T氏のマイカーでアプローチ、双葉PAで軽食。
 7:40 青木鉱泉着。駐車場は残り2台のところに滑り込む。
 8:03 青木鉱泉発。
 12:00 白糸の滝。遅れ気味なので、滝へは下りず。昨日の夜眠れなかったせいか、かなり調子が悪い。
 13:10  五色ノ滝。とても立派な滝。このルートは、滝が美しいが、危ないトラバースが多く気が抜けない。
 
五色ノ滝
 
 14:00 鳳凰小屋直下の日本庭園のような沢。地蔵仏が美しい。
 
鳳凰小屋直下の日本庭園
14:30 鳳凰小屋到着。テント設営。T氏はビール、自分は不調だったのでコーラ。水場の水も美味しい。
    周りを散策したり、ラジオなどを聴いてのんびり過ごす。当方、寝不足が祟って高度障害気味。
 17:00  夕食。レトルトの豚バラ煮込みとマグロの缶詰をオカズに白飯(少し芯が残る)。持参の焼酎で晩酌。
 20:00  食事を撤収して、就寝。

2日目
  4:00  起床。曇天高曇り。朝食、昨夜の残りの白飯にカニ雑炊の素、お茶をたっぷり飲んでから、
     テント撤収。
 5:20  出発。砂の道に足を取られながら地蔵岳へ。体調は悪くない。
  6:30  地蔵岳の直下。ザックをデポして、岩稜に取り付くも、墜落したときに誰も助けられないので、
     岩頂上の登攀はあきらめる。
    甲斐駒の向こうに槍ヶ岳が薄っすら。富士山も見え始める。岩稜混じりの白砂の道を進む。
 
オベリスク
 7:00 赤抜沢の頭。仙丈岳や白根三山が美しいこれから、薬師岳まで展望が最高。足元には、
    イワカガミ、キバナシャクナゲ。
キバナシャクナゲ

    観音岳を挟んで、富士と白峰三山。

真ん中に観音岳

 8:29 最高点2,840mの観音岳。最高点だけあって、展望はここが一番。富士、塩見、農鳥、間ノ岳、
     北岳、仙丈、甲斐駒、蓼科、八ヶ岳、金峰山など名だたる名峰の間はるか遠くに中央アルプス、
     御嶽山、北アルプス、浅間山等も見える。

観音岳山頂から

 9:10 薬師岳。南アルプスの展望はここでおしまい。名残を惜しんでしばし休憩。
薬師からみた秩父の山を雲が滝のように
 9:27 中道(下山道)へ入る。いきなり残雪の塊があるも難なく通過。
 10:25  巨岩の御座石。とにかく道が荒れているので歩くのが難儀、途中登りで使う人に2人会う(よくやる)。
 12:25  林道との分岐まではだらだらした笹原。これを過ぎると急降下、これがまた残り少ない足に堪えて、
     さらに足取りが遅くなる。
 13:40  青木鉱泉への林道に漸く出る。疲労困憊。
 14:12  青木鉱泉駐車場着。
 15:00  鉱泉に浸かった後に、コーラを飲んで、出発。15時台に高速に乗ったまでは順調だったが、
     事故が3回もあって大渋滞。
 19:30 三鷹に帰投。結局、23時まで打ち上げで飲み続ける。

 T氏には、バテかけて、かなり迷惑を掛けてしまった。渋滞の運転も彼ひとりだったし、申し訳なかった。

【最近の読書等の覚え】
・ドミトリー・オルロフ著大谷正幸訳「崩壊の5段階説-生き残る者の知恵-」
 本質をついた大著だった。