シフトワイヤーを交換する。2013/01/21 23:18

 週末は、クロスバイクのリアディレイラーのギヤチェンジが、決まらなくなっており、更にシフトが固くなって渋っていたことから、シフトワイヤーを交換。

 他にもブレーキの遊びが大きくなってきたり、ハンドルグリップのゴムが溶け始めて、ネチャ付いているなど、気になる不具合があり、シフトワイヤーのほか、ブレーキワイヤーやグリップなどパーツは買い揃えていたのだが、走る度に不規則にギヤチェンジしてしまうリアディレイラの調整を優先。

 実際、シフトケーブルのテンションが最も低いアウター・トップにギヤを入れると、ワイヤーは弛みきって、テレンテレンになっている上、渋るシフターを無理やりこじると、今度はローを飛び越えて、チェーンが脱落する状態。その間、2~3段飛ばしでシフトアップしたり、シフトダウンしたりでギヤチェンジが安定せず。

 一言で言えば、シフトケーブルのテンションが低すぎ、ディレイラーのストロークが内側に振れ過ぎている状態で、更にワイヤーの潤滑が悪い。

 Youtubeやメンテ本を参考にシフトワイヤーを交換する。以下は手順の覚え。

(1)ギヤはアウター・トップに入れ、ディレイラ側が最もハイテンション、ワイヤーが最もローテンションの状況で固定。

(2)インデックス・シフター(ハンドル側)のケースを分解し、古いインナー(ワイヤー)を引き抜く。

(3)新しいシフトワイヤーを挿入し、アウターケーブルとの間にオイルを注入して、潤滑。ケースに再び収納。

(4)新しいケーブルに軽くテンションを持たせて、リアディレイラに固定(更に初期伸びを出すためにダウンチューブの露出部分を強く引っ張る)。

(5)シフターでローまでシフトダウンし、更にシフトダウンして、チェーンが脱落しないかを確認。
  脱落したので、ディレイラーのストローク調整ネジで、LOW側の振れ幅を抑える。

(6)シフターで、トップとローにシフトできることを確認。
 出来なかったので、トップ、ロー両方がシフト可能な適正なテンションになるよう(4)(5)を繰り返す。

(7)ワイヤーカッター(専門用具)で、ワイヤーの端を切り離し、先端にキャップをつけて、ペンチ等でかしめる。

(8)インデクス調整のつまみ(ディレイラーとケーブルの接続部分)を回して、すべてのギヤがスムーズにギヤチェンジできるテンションになるよう調整。

 シフトワイヤーを交換後、東伏見稲荷神社まで往復10キロ。

 シフターは相変わらず渋いが、ギヤチェンジは問題なくなる(やれば出来るじゃないか)。

 しかし、余りにも寒いので今年は冬眠モード。 細君には自転車の整備ばかりせずに走ったらなどと言われる。そりゃそうだわなぁ。

ほぼ何もしない週末。2013/01/27 23:01

 金曜夜は、久々に会社の同期有志の会。入社25年も過ぎると、立場は違えども、家族や健康、自分たちの来し方、先行きについての話題が中心。うまくやっている人、うまくいっていない人それぞれだ(うまくいってないほうだなぁ)。
 血気盛んだった頃の会社の経営方針とかの大上段直球の議論なんかが、全くといって熱意のない話題になって久しい(笑)。

 土日は、結局一歩も外出しないという究極の引きこもりに陥る。結局この2日間でやったことといえば、本を1冊読了したことのみ。 清水政彦著「零式艦上戦闘機」、名機といわれたゼロ戦について、情緒を排した分析が内容(2009年新潮選書)。

 著者は、ゼロ戦は当時の日本の技術水準最高点で作り上げたものだが、カタログ値は、同世代の他国の戦闘機と較べて傑出した存在ではなく、艦上戦闘機として必要な機能を追求した結果、旋回と上昇性能の向上のため、翼面積が広く、翼が厚くなり、格闘戦に優れた機体となり、翼が大きくなったことにより、燃料を沢山搭載できることになった結果、長距離航行に対応できるようになったとの分析をしている。

 また、日米の航空戦の勝敗を分かったものは、機能(ハード)ではなく運用(ソフト)の差だったとの評価もしており、これまでの零戦神話にひとつの的確な批評を行っている(ように思える)。

 官僚化した軍人では戦時下で適切な運用はできないという教訓だ。これは会社人事にも当てはまる。