強風下、花粉を吸い込む。2012/04/01 22:37

 土曜日は、春の低気圧が大発達してしまい、風速20M以上の風が、一日中吹いていたので、当然ロードバイクは見合わせ。

 しかし、花粉アレルギーの薬が切れてしまい、近所の耳鼻科に取りに行かざるを得ない状況となり、クロスバイクで、外出。会計窓口の間抜けな対応に一言クレームを言って、早々に薬局で薬を入手して帰宅。途中、図書館に予約していた近藤史恵の「サヴァイヴ」を借り入れ。 午後からは、風に加えて雨。

 件の本は、分量も余りなかったので夕方には読了。「サクリファイス」のスピンオフもの。同作の人物のプロフィール成り立ちが、すとーんと落ちてきて、夕方からサクリファイスを再読。

 日曜日は、漸くガーミンを付けて外でのトレーニング。昨日の強風と雨で花粉が空気中に舞い上がらないことを期待しての出撃だったが、風は思ったほど弱くない上に、スギ花粉は昨日並みに多い感じ。

 目と喉がひりひりする感じが止まらず、多摩丘陵を周回する予定が、結局、いつもの万願寺の渡しまでの往復がやっと、這う這うの体で帰還。
 帰りはずっと向かい風で、23キロ前後でフラフラまっすぐ走れなかったが、久しぶりの実走に満足、やっぱり自転車は外を走んなきゃネ。ガーミンのGPSの地図は分かりにくい。でも、何とか使えるレベルなので安心した。

 しかし、昨日の強風で、梅の花はほぼ全部零れてしまった模様、桜との共演ならず・・・。

 最近の読了本<覚え>
  ・塩野七生著 「十字軍の物語(上中下)
  ・五十嵐貴久著 「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」
  ・近藤史恵著 「サヴァイヴ」
  ・田中慎弥著 「共喰い」
  ・叶泉著 「お稲荷さんパワード」

 先月来、読書はやや停滞気味、というのも分厚い塩野七生著「十字軍の物語(上中下)」の3部作をじっくりと読んでいたから。

 読み応えもあったが、非常に示唆に富んだ面白い作品だった。岩波新書の「イスラームとは何か(上中下)」、「不思議なキリスト教」で読んだ内容のお陰で、さらに興味深く面白く読むことが出来た。

 キリスト教と較べれば、イスラム教の方が中世は余程柔軟で寛容で、今の状況とはずいぶんと違う。
 原理主義というのは、対立すると抜き差しならなくなるので大変だが、現実ばかりみて妥協ばかりするのも、対立のボルテージを上げるだけ、結局痛い目に遭うかもしれないという圧力が、最大の抑止力なんだなぁ。

 徹底した合理主義者(マキャベリスト)の塩野女史から見ると、中世ローマ教皇の頑迷さは余程、腹に据えかねるらしい。