焼酎ブームってなんだ。 ― 2007/03/20 00:06

19日日曜日、世田谷のミカサトゥカサ(メキシコ料理)にタコスを食べにいった帰り、スーパー○関に立ち寄ったところ、その酒販コーナーで見つけた芋焼酎”魔王”5合壜がなんと11,800円の値段がついている。魔王の人気が凄くて手に入らないという話は聞いていたが、まさかここまでのプレミアムがついているとは、信じられない気持ちだ。
ほんの7,8年前までは、2,000円台で頻繁に呑んでいたものが、1万円超になっているとは!確かに水割りにして呑んだり、そのまま呑むには旨い焼酎だが、はっきり言って1万円出して呑む酒とは思えない(これは芋焼酎だ)。酒は値札をみて満足するものではないはずだ。
また、隣の焼酎を見て首をかしげる”晴耕雨読”5合壜が2千円台・・・これは1,800円というところが相場ではないのか。いい焼酎だが、3千円近く払ってのむものとは思えない。市場は、万能というが、時にして愚かだ。
味とお金の価値を天秤にかければ、凡そ5合で1万円は出ない。米を磨いて、芯だけにして作る吟醸酒なら、まだ判るような気がするが、蒸留酒である焼酎には、プレミアムをつけるとしたら熟成しかない(泡盛と違って度の低い焼酎<25度>は新しいほうが旨い)が、そういう訳にはいかない。単に需給が逼迫しているだけなのだ。
人気が出ると高くなってしまうが、このブログは誰も見てないの(笑)で、気にせず発表。自分の注目は、明るい農村、沢渡、紫尾の露、この1年では当たりと認定。
※写真は沢渡。
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