夏の読書週間。2018/08/19 23:01

 フロンティアの消滅に伴う資本主義経済の行き詰まりを論じる本を立て続けに3冊読んでいる。
 行き詰まりについては、資本主義経済が民主主義を本質的に揺るがしているという意味だが、論者達は、その次、その先の世界について提示、イメージすらできていない。
 借入金が複利の返済を求める以上、ローコストの種から、累乗的なリターンがなければ、返済は無理だ。フロンティアがなくなり、ローコストの種が手に入らなくなると、金利がゼロに近づくか、返済ができなくなるしかない。人類には、宇宙空間と深海しかフロンティアは残されていないが、すぐに利用できるものでもない。
 資本主義経済の行き詰まりの問題を民主主義の面からみるのなら、経済学では解決できないと直感的に感じる(マルクスやケインズの思想では解決できなかったと歴史が示している)。 

【読書の覚え】
・ダニエル・コーエン著林昌宏訳「経済成長という呪い 欲望と進歩の人類史」
・水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」

ペルセウス流星群

 8月16日の午前1時頃から、東京の空は急に晴れ。ペルセウス座流星群の残滓を狙って、1時間程度夜空を眺めると、東の空の秋の星座の群れの間から、4個程度の流星を確認。
 GRⅡで狙うと5個映っていた。下はすばると薄っすら流星。

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